お久しぶりの鎌倉旅行記第6回にして最終回です。
感動シーンはございません(えー)
最終回は増量版でお届けです。や、一気に書いただけなんですけども。
分割する必要もないですし。
時間がたっていろいろ記憶が上書きされていますが、なんとか記憶を掘り返していきます。
江ノ島に行った飛良さんは結局約束の時間から遅れて鎌倉駅に到着。
これなら素直に鎌倉駅周辺を観光していたほうがよかっただろうな。
コインロッカーはほとんど埋まっていましたが、運良く空いていたところがあったので荷物を押し込むことに成功。
慌てていたので荷物を押し込むときに指に思いっきりぶつけて青あざをこさえる。ぎゃー。
つくづく無駄な動きが多すぎるんですこの人。
これは治るのに時間がかかるだろうなーと思っていたのですが、帰宅してすぐにバンテリンを塗ったら翌日にはあっさり治っていました。
回復が早くて逆に怖い。
ロッカーに荷物を押し込んで昨日落ち合ったところまで急ぎます。
あ、深海さん発見。よかった、生きてた!
昨日のあの調子では今日は本当にやばいと思ってました。
私がその原因を作ったんですけど。
本当に最低だなお前!
先についていた深海さんは飛良さんの遅刻を許してくださいました。
お土産に江ノ島神社のお守りを差し上げたのが良かったのだろうか。
江ノ島の神さまありがとう!
お疲れのところお待たせして本当にすみませんでした。
じゃあ今日は長谷へ大仏を見に行って時間があったら鎌倉宮に行きましょうかーということに。
日曜だから道が渋滞気味でした。皆考えることは一緒だな。電車に乗っているときも道が混んでいてうへえとなったからなあ。
バスに揺られて大仏前に到着。
「大仏前に噂の武器屋があるそうです」
「えーと、どのあたり……」
あ っ た 。
「本当にまん前ですね!」
「まさかここまで堂々と前にあるとは!」
深海さんと一緒に感心する。
いや、本当に前。バス停に下りたところで見えました。
胡散臭い(失礼)富士山の看板が目印なので誰でも一瞬でわかります。
土産物屋にもってこいの場所で武器のレプリカを売る店。
鎌倉は奥深い土地だ。深いのは懐なのか?
まあとりあえず先に大仏を見ることに。

昔はちゃんと大仏殿があったそうですが、倒壊してしまい今は大仏が野ざらしになっています。
写真では大きさが伝わらないのが残念ですね。
私の腕がよくないのもありますが。
20円を払うと大仏の胎内に入れます。
狭くて人がすれ違うのもやっとですが、金属の継ぎ目がよく見えて面白かったです。
それから境内をぶらっとします。

裏にあった建物の軒のかわらが面白いなー無学ゆえになんていうのか知りませんが。
あと、鎌倉の寺はなんとなく中国風な気がするなあと一人でぶつぶついっていたのですが、静岡県にある宝林寺に行ったことが印象に強く残っていたのが原因です。
その宝林寺となんとなく似ているような気がしただけなんですが。
宝林寺は黄檗宗(おうばくしゅう・禅宗の一派)のお寺で、建物が中国風でよかったです。ちらっと調べてみたら明朝の様式だそうで。
鎌倉のお寺を調べてみたら宋の様式だそうだから、当たらずとも遠からずというところでしょうか。
あと、大きなわらじがありました。
個人的にはこれが気になったり。
大きなわらじがあるところには大体だいだらぼっちの言い伝えがあり、だいだらぼっちの言い伝えはタタラ製鉄と関係があるということを思い出したり。
確かにこれだけ大きな金属性の大仏を作るにはちゃんとした技術者がいないとできないよなー刀鍛冶もいたに違いないだろうしなーとなんとなく納得しつつ、面白く見てきました。
製鉄技術は武器製造のためにも重要視されていたらしいです。
大仏見学のあとは例の武器屋に行ってみました。
ジャポニズムを前面に出したTシャツや鎌倉彫、キーホルダーなどお決まりのみやげ物が並ぶ中に武器のレプリカが違和感なく存在していてすんごい胡散臭い(褒め言葉)
うわあ。なんだこの異世界。
「エクスカリバーは絶対見たいです。できれば手ごろなサイズのがほしい!」と燃える深海さん。
飛良さん、でも実物を見た人なんていないからエクスカリバーがどういう形をしていたかなんてわかりませんよねという突っ込みはできませんでした。
2000円くらいで買えるサイズのもありましたが、もう一回り小さいサイズのがほしいと店内をうろうろ。
日本刀のペーパーナイフを発見。
「侍はどうでもいいです。忍者がいればいいです」と忍刀だと思われるほうに興味を示しながら熱く語る深海さんに漢の生き様を見る。
飛良さんは刀はわりとなんでもいい人です(誰も聞いていない)
勢いだけで飛良さんもちっさい日本刀ペーパーナイフを購入。ついでに手裏剣も勢いだけで購入。
日本刀ペーパーナイフの刀身に「CHAINA」と書いてあったのはこの際見なかったことにする。
後日談になりますが、家に帰ってから正気に戻って「雛人形にこういう刀ついてたじゃん」と飛良さんは気がつきました。
ペーパーナイフなんだから会社で使ってもいいよなこれ本来はみやげ物なんだしとどうしようもないことを考えている。
西洋剣タイプのもあればよかったのですが、2000円サイズのが最小とのこと。
「もっと大きいのはたくさんありますよ」とお店の奥様は笑顔で言って下さいましたが、そんなの持って新幹線に乗ったら不審人物として捕まりますって(えがお)
自家用車で来ている人ならともかく、そうではない人はどうやって持って帰るんだろう。なによりかさばるよなあ。
やはり宅配便ですかねと話しながらみやげ物屋を出ました。
話のネタとしていっておくのもよさげです。
いい時間になったので昼食をとることに。
食べるところはいろいろありますが、なんというかこう、ぴんと来るものがなかったのでその辺をうろうろ。
結果、お好み焼きを食べることに。
お好み焼きともんじゃ焼きを頼んだのですが、深海さんはもんじゃ焼きはあまり食べないご様子。
え、そうなんですか?
関東の人はすべてもんじゃマスターだと信じていた飛良さんはショックを受ける。
夢がひとつ破れました(いつもながらろくでもない夢ばかりを抱えている人)
えーともんじゃ焼きって粉を出汁でといたゆるゆるの液体なので、野菜で土手を作って液が広がらないようにするんじゃなかったっけな? とか思いつつ、だばーと鉄板の上に液を流す。
あわわわわ大洪水だ失敗した!
鉄板から流れ出さないようにへらで必死こいてかき集めつつ、よい感じになってきたところでもしゃもしゃ食べる。
もんじゃは小さいへらで食べるのがマナーだと信じていたのですが、深海さんは普通に箸で食べていたので飛良さんも箸で食べる。
夢がひとつ破れ(略)
ですが飛良さんは箸の使い方も下手くそなのでこてだと絶対ぼろぼろこぼすのが目に見えていたので箸を使えて安心しました。
もんじゃおいしかったです。もっと微妙な味わいのものかと思っていました。
それからお好み焼きがきたので鉄板で焼く。
「そろそろ焼けましたかね? 別に野菜だから多少生焼けでも平気だとは思いますけど」
「しっかり焼かないとおなか壊しますよ」
「え、壊すんですかおなか!」
「小麦粉は生だと壊しますよー」
「ええええ! 初耳だ……」
地方による食文化の違いを思い知りました。
飛良さんの嗜好がおかしいだけというのが有力かもしれませんが。
「生焼けはいやじゃないですか。ホットケーキを焼く前のタネとか」
「ホットケーキはあの焼く前の状態がおいしいです」
「えー!」
しっかり焼きたい派の深海さんと、とりあえず食べれればなんとかなる派の飛良さん。
深海さんに引かれると思って黙っていましたが、飛良さんは乾燥タイプのそうめんをゆでる間にゆでる前のめんをちょっととっておいてぽりぽり食べている生き物です。
塩がきいていてあれは癖になる。
味噌煮込みきしめんもちょっと生煮えのところがあるのがおいしいような気がする。
スパゲッティもゆでる前のをぽりぽり食べたこともありましたが、あれは味がしなくてあんまりおいしくなかったので食べません。
そんなことを言っている間にお好み焼きはちゃんと焼けていました。
おいしかったです。
いくら飛良さんでも生焼けのお好み焼きよりはちゃんと火が通ったお好み焼きのが好きですよ。
生焼けでも食べられないことはないからいいかって大雑把なだけで。
おなかもふくれたところで長谷寺へ。
こちらも観光名所として有名ですが、今回行ったところの中では一番観光化されていたような印象がありました。
本堂は近代的な建物になっちゃってたしねえ。
そういうのが悪いというわけではなく、お寺を維持していくのも大変でしょうし(深海さんが言っていた坊主ぼろもうけが忘れられませんが・笑)生き残るための手段としては間違っていないと思いますけども。
だけどきれいすぎて物足りないというか。うーん。
古びたものを求めるとがっかりするかもです。
ここでは黄色い彼岸花が咲いていました。
もう少し早い時期だったらきっと彼岸花が満開だったんだろうなあ。
彼岸花も品種改良されていろいろな種類があるそうで。

絵になる景色が多いのでごつい一眼レフのカメラを持った人はここだけではなく鎌倉のいろいろなところで見かけました。
通路など狭いところでは三脚の使用禁止になっているところもちらほらと。
弁天様を祀った石窟があり、そこでろうそくをあげました。
飛良さんは寺社仏閣で胎内くぐりや、かわらけ投げとかなんでもやりたがる人なので。
いや、お金は納めなければなりませんが、やっていいっていうならやってみたいんだよ!
弁天窟には商売の神さまや勉学の神さま、財宝の神さまなど清清しいくらい現世利益の神さまばかりでした。
「縁結びの神さま大人気だー」
「ここだけ異様にろうそくの数が多いですね」
ろうそくの数でどんなお願いが多いのか傾向がなんとなくわかりますが、縁結びの神様はろうそくがあふれんばかりに立ってました。ぶっちぎりで一番。
日本って平和だなー
逆に衣服の神さまや穀物の神さまにはろうそくがなく、現代は豊かだなとしみじみ感じました。
昔は衣服や食べ物に事欠く有様だったんだよなあ。
他にも弁天人形を納めるところではいいポジションをとるかでご利益が違ってくるといわんばかりに皆様いろいろなところにおいてました。
弁天様の頭のとがったところとか(一体しか置けない)
長谷寺も見終わりましたが、鎌倉宮に行くのには時間が足りなかったので今回は見送りました。
護良親王は後醍醐天皇の息子で延暦寺に入り天台座主(延暦寺の住職)になりましたが、還俗して征夷大将軍になり鎌倉幕府滅亡のときに活躍をしたものの、後醍醐天皇と対立して殺されてしまった人です。
鎌倉宮はその護良親王が幽閉された土牢があり、殺されたところだそうで。
神社が建てられたのは明治時代になりますが。
深海さんは護良親王に興味はないそうですが、面白いんだよーと暑苦しくアピールしてきました。
歴史は好きですが知識はぺらぺらですのでまたこつこつと本を読んでいきたです。
ちなみに飛良さんが中世史や南北朝って面白いなと目覚めたのは森茂暁氏や網野善彦氏の著作から。
鎌倉駅に戻ってお土産に鳩サブレを買い、深海さんが食べたがっていたソフトクリームは残念ながらありませんでしたので(あんなに人が多ければソフトクリームは立派な凶器になりそうだ)麦田もちを食べる。
粉が飛ぶから気をつけてくださいと渡されるときに言われてはーいと気軽にうなずいた飛良さんはお約束通り腕を粉まみれにしました。
わー本当に飛びやすいなこれ!
上着が黒かったのでなおさら目立って仕方なかったです。
でも麦田もちはおいしかったです。
大人になると和食や和菓子のおいしさがわかるようになりますな。
あとは乗り換えの駅で深海さんとまったりお茶を飲んでしばらく話したあとでお別れしました。
2日間ご迷惑をおかけしました。
自分のペースに他人を巻き込んだまま引きずり回す性質の悪い生き物ですみません。五体投地!
またこちらに来るときは声をかけてくださいとありがたくもお優しい言葉をかけてくださいましたが、この人本気にしますから。冗談が通じませんから。
やばいと思ったら超逃げてください。
帰りはこれといった問題もなく、無事に帰って来れました。
電車に揺られていたら季節外れの花火が上がっていて、なんとなく得した気分に。
行きがありすぎただけなんだけどな!(笑)
他にもいろいろ行きたいところはありましたし、時間の都合で駆け足で通り過ぎてしまったのでまたじっくり行ってみたい場所です。













