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うわさの神仏

2008.08.13 | Category 読書記録::その他

加門七海 「うわさの神仏 日本闇世界めぐり」 集英社文庫

ホラー作家である加門七海氏の神仏とオカルトのエッセイ。
文庫版の表紙がお地蔵様がサインをしているという絵からしてなんとなくわかるとおり、中身は軽い文体でまじめな信者が聞いたら吹き出しそうなくらい不謹慎なたとえ話
が満載だった。
自分でオカルトミーハーファンだと言ってしまい、神様に萌え、オカルトネタに飛びついては怖がって大騒ぎする様は、どこかの話好きの女の人の話をひたすら聞かされているような感じ。
この軽さは一緒になって笑って受け入れる人もいれば拒絶反応を示す人もいるんだろうな。
私は友達と笑いながら立ち読みして、勢いで購入しました(笑)
これを読めば神仏、オカルトについて雑学的知識は増えるとは思う。

うわさの神仏―日本闇世界めぐり (集英社文庫)うわさの神仏―日本闇世界めぐり (集英社文庫)
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20:04 | Comment(0)

フェルマーの最終定理

2008.08.12 | Category 読書記録::自然科学

サイモン・シン著 青木薫訳 「フェルマーの最終定理」 新潮文庫

3世紀半にもわたり数学者たちを悩ませてきたフェルマーの問題が解かれるまでのノンフィクション。
サイモン・シンの著作をはじめて読んだのは「暗号解読」で、あまりの面白さにこの「フェルマーの最終定理」も前々から読んでみたいと思っていたら夏の読書特集と称して本屋に平積みされていたので勢いで購入。
こちらも面白かった!
私は典型的な文型人間で、数学が一番できなかったけれどこの本は最後まで面白く読めた。
まあ、数学の話になると「へー。ほー。ふーん」という程度にしか理解が出来なかったけれど、フェルマーの最終定理が証明されるまでの数々の人間ドラマが面白かった。

「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」と意味ありげなメモだけ残したフェルマー。
この人は人に難問を出しては相手が問題を解けずにぎりぎり歯軋りするのを見るのが趣味みたいな人で、フェルマーの最終定理も本人は証明できたと言うけれど肝心な証明は書き残していないという困った代物だった。
数々の数学者がこの難問に挑んでは敗れ、証明不可能ではないかとも囁かれ、時代遅れの問題にもなっていったフェルマーの最終定理を解いてみせたワイルズ。
しかし、そのワイルズの証明にも欠陥があり、その欠陥を修復するまでのワイルズの苦闘がまたドラマティックだった。
フェルマーの最終定理を解くのに日本人が大きな貢献をしたと評価されているのも同じ日本人としてにうれしいところ。

他の人も言っているけれど、私のような「数学? 見るのも嫌ですね」と思っている人間にも数学の面白さや奥深さを理解させてくれる著者と訳者の力量はすごい。素直に感服する。
あと未読の「ビックバン宇宙論」を読んでみたい。
「フェルマーの最終定理」や「暗号解読」よりは評価がちょっと落ちるみたいだけど、それでも科学の面白さを教えてくれると期待して読んでみよう。

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21:31 | Comment(0)

赤朽葉家の伝説

2008.01.08 | Category 読書記録::小説

桜庭一樹 「赤朽葉家の伝説」 東京創元社

千里眼奥様と呼ばれた未来視の力を持つ祖母、伝説の不良だった母、そして非凡な祖母と母と比べるべくもない平凡な孫娘。
そんな赤朽葉家の3代の女性の物語。
小説はあまり詳しくないのでとりあえず平積みになっていた本のうちから気になるものを買ってきた。
面白かった。
3代のつながり、時代背景なんかを夢中で追っていった。

この人、ライトノベルと一般小説と両方出してるんだなー。
直木賞候補にも名前が挙がっていたし。
そのバランス感覚はすごいなあ。

22:18 | Comment(0)

有頂天家族

2008.01.06 | Category 読書記録::小説

森見登美彦 「有頂天家族」 幻冬舎

新聞の書評欄で見かけたときから気になっていた本を購入。
家族愛は家族愛でも狸の家族愛を描いた小説。
偉大な父は狸鍋の具になってしまい、残されたのは宝塚ファンの母、生真面目だが土壇場に弱い長男、引きこもりの次男、面白主義の三男、まだまだ未熟な四男。
この家族とそれを取り巻く天狗や人間たちの日常を軽い筆致で描いていて面白かった。
いきなり父さん狸鍋かよ!と最初は笑ったのだけどしんみりさせてもくれる。
狸の三男みたいな生き方がしたいです(笑)

地元の本屋は品揃えがよくないのでたまに遠出したときにはいろいろ本がほしくなる。
インターネットがあるから今までとは比べ物にならないくらい便利にはなったけれど、本屋に行って表紙を眺めながら品定めをするのも楽しみの一つなわけでして。
最近図書館にも行っていないな。

21:31 | Comment(0)

「日本庭園」の見方

2007.07.16 | Category 読書記録::その他

斉藤忠一監修 田中昭三・『サライ』編集部編  『「日本庭園」の見方』 小学館

京都に行ったときにちょろちょろ日本庭園を見てきたのだけれども見方がちっともよくわかっていなかったのでとりあえず読んでみた。
写真が豊富、説明が簡単、量もそんなに多くないということでこの本を選択。さくっと読了。
それぞれの時代における庭の存在意義が面白かった。

本当は現地に行く前にある程度勉強していこうと毎回思うのに結局は帰ってきてからあれがわからなかったこれが知りたいとかいって本を読むことになるんだよな。
まあ、それもひとつの勉強の仕方だとは思う。
前知識がないほうがへんな先入観もなく楽しめる……かもしれない。

22:40